アドバイス


     ●留学の適正

1.新しいものが受け入れられますか?

 
日本と同じ生活を求める人は留学はよした方がよいと思います。中国は日本に近い国とはいえ日本とは違う習慣や文化があります。日本はこうなのに中国は違うと言っていらいらする人がいますがそれではせっかく留学しているのにもったいないと感じます。せっかく中国に行くからには中国の習慣に合わせて中国の文化を理解すると生活も楽だと思われますし中国人ともよい関係になれるはずです。これはたくさんの留学生が直面している問題だと実際に感じました。日本の文化以外が嫌いな人は留学はあきらめた方がよいと思います。留学しても毎日腹が立つだけで体に毒だと思います!!せっかく日本とは違う環境で生活するのですから言葉だけではなく習慣や文化も学んで言葉だけではなく中国人の考え方と日本人の考え方の両方できる人になることにチャレンジしてはいかがでしょう!!!

2.しっかりとした留学の目的があるだろうか?

 中国の経済がますます発展しWTOにも加盟した現在、中国への留学生は増えると共に留学目的も変わってきています。かつては就職や将来役に立つという理由で中国語を勉強しに行く人はそれほど多くなく、逆に中国の歴史が好きであったり、中国人が好きであったり、漢字が好きだからという趣味的な理由で留学される方が多かったようです。このような理由で留学される方にはどうこう言おうとは思いません。自分がしたいようにして留学を楽しんでください。
 ここでアドバイスしたいのは
留学理由が就職や将来のためをメインに留学を考えている方にです。このような理由で留学されるのが駄目とは言いません。逆に将来のことをしっかり考え自分を磨くため行動を起こそうとすることは素晴らしい事だと思います。しかしただみんなが留学しているから、漠然と将来のためというはっきりしない理由で留学を考えておられる方は今一度なぜ中国に行く必要があり何をしてきたいのかをしっかり考える必要があると思います。しっかりした目標もなく中国に行っても時間はあっという間に過ぎてしまい留学をしたはいいが自分が考えているような次のステップにつなげることができないかもしれません。就職などで中国語を活かしたい場合、留学経験があるだけでは企業は評価してくれません肝心なのは留学をして何を身に付けてきたかです。

3.中国語を身につける意味があるのか?

 中国にいてびっくりするのは将来のため中国語を勉強しに来たらしいが中国人が嫌いという人がいることです。「
中国語=中国人とコミュニケーションをとる手段」ではないのでしょうか?社会が中国語が必要なのも仕事の上で中国の会社とのやり取りや中国のお客様とのコミュニケーションのためであって必ず中国人と接することになります。仕事だとはいえ嫌いなことをするのはとても苦痛ではないでしょうか?いくら中国が21世紀の大きな市場とはいえ中国や中国人が嫌いな人が中国語を勉強しに行っても中国人とあまり交流しないだろうから上達に関しては中国にいる利点はあまりないと思います。そしてもし上手になっても中国語を使った仕事をするのは苦痛ではありませんか?。それなら中国に留学するよりもっと自分が好きでしたいことをした方が将来役に立ちよいのではないかと思います。いくら中国が期待されているとはいえそれが全てではないと私は思います。

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     ●日本での言葉の準備

 まず発音については中国人の先生は生まれながら中国語ができるのでどのように発音するのか教えるのがあまり上手ではないという人もいます。これは先生が日本語ができる場合は別として日本語と中国語の発音の仕方の違いを知らないのでどのように改善させるべきか的を得たアドバイスができないからだと考えられます。そのため人によっては日本できれいな発音ができる中国語スクールなどの日本人の先生、またはきれいな日本語の発音の中国人の先生に発音を習ってから来た方がよいのではないかと言う人もいます。このような先生なら発音を身に付ける苦労を実際にされて身につけておられるので口の形や舌の動かし方など経験に基づいた的を得たアドバイスしてくださる可能性は高いです。
 発音の勉強で1番アドバイスしたいのは
テープなどだけで1人でやるのはお勧めできません。間違っていても自分が気づかない恐れがあるので誰かしっかり発音ができる人と共にやるのがベストです。一度変な癖をつけてしまうと後から直すのが大変です。
 発音以外の勉強についてはやればやっただけ現地でも楽ができると思いますが勉強しなかったから駄目だとは思いません。現地についてから一生懸命がんばればそれなりの力はつくと思います。


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     ●中国語

 どれだけの期間留学するかは人によって異なります。しかし皆様の留学する目的の1つは中国語の習得であるはずです。しかし楽をして語学を習得しようと考えている人はここで不可能と断言致します。中国に行けば自然と中国語ができるようになると考えている人は大間違いです。中国語に限らず1つの語学を身に付けるにはある程度の苦しみを味あわなければなりません。今は世界中どこでも日本人はたくさんいます。そして日本語ができる人もたくさんいます。つまり日本語だけで暮らそうと思えば暮らすこともできます。毎日日本人とばかりつるんでいれば中国語は必要としません。買い物もスーパー、コンビニやデパートですれば言葉は必要としません。そのためしっかりとした意思を持って臨まなければばよい結果は期待できません
 語学には生まれつき向いている人と向いていない人がいるのも現実です。そして歳をとるほど一般的に暗記力が低下します。そのためどれぐらいでどう進歩すると線を引くのは非常に難しいですが私は1つの傾向を発見しました!?

1.日本人ばかりと付き合う人

 授業時間以外日本語ばかり使うので何年いてもほとんど中国語が話せません。買い物の時などの決まり文句が言える程度です。

2.中国人とは付き合わないが中国人以外の外国人と付き合う人

 中国語を使う機会が多いので話せるようになります。しかし外国人は彼らも中国語は外国語なので発音や声調を間違えて話す人が多いです。さらに中国人は普通言わないいい方もたくさんするので何不自由なく使えるようになったと錯覚を起こします。いざ中国人と話すと発音が間違っていたり、変な言い回しをするので通じないことが多発します!!?

3.中国人とたくさん話す機会がある人

 上達速度が最も速いのはもちろん変な言い回しをするとそんないい方はしないと直してもらえるのですごく中国語らしい中国語が短期間で話せるようになります。

4.旅行や中国語を使う買い物によく行く人

 上記すべてに関係なくこの人もすごく上手になると思います。旅行や注文をつける買い物の時は絶対に話さないと用が足せません。そのため切羽詰った状態がたくさんできるのでその積み重ねで力がつきます!!

もちろんこれがすべての人に当てはまるわけではありません。日本人とばかりいてもすごく中国語が上手な上に韓国語なども話せるような人もいます!もちろんとても稀なケースですが。。。


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     ●食べ物

 外国の料理が体に合わないと思われる人は日本食を持参することをお勧めします。日本人がたくさん住んでいる地域ならお金は多少かかりますが日本食を入手できますが日本人が少ない地域では困難だと思われます。この問題だけは努力で解決されるものではないので厄介な問題です。もちろん食事に問題ない人には関係のない話ですが。。。食料品は日本から輸送してもらうと税関で引っかかる恐れがありややこしいのでなるべく手持ちの荷物で持って行くことをお勧めします。荷物を送る時の中国の税関はかなり厳しいです!!

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     ●荷物

1.飛行機に持ち込む荷物
 旅行などで出発前より帰りの荷物が増えるという経験をされたことがある人は多いと思います。留学についても同じです。そして期間が長ければ長いほど荷物の量は増えます。帰国時のことを考えると飛行機は1人20kgまでしか持ち込むことはできません。船便で送っても決して安くはありません。1番の方法は
日本から中国に行く時にどれだけ不要なものを持って行かないかだと思います。もしかしたら使うかもしれないというものは一般的には1度も使わずに持って帰ることになるので必要最低限に絞ることをお勧めします。

2.飛行機の持ち込み荷物情報!!!
 日本から出発の場合、地方空港や利用客が少ない時期は荷物が20kgを少しオーバーしても本来なら重量オーバー追加料金を払わなければならないのですがサービスしてもらえることがあります。
 中国から帰国する場合はとても厳しく
オーバーすれば追加料金が必要ですので帰国時のスーツケースなどの重さには十分注意が必要です。飛行機での追加料金は少し超えただけでもすぐに何万円にもなります。

3.荷物の郵送
 日本から
中国に荷物を送る場合は中国の税関で基本的に全て中を開けてチェックされます。中国の税関は日本の税関と違い人手不足ではなく十分な人手を使い違法品、国益に害があるものを未然に防ぐことに大変力を入れています。中国の税関が力を入れるのはよいのですがこれにより特に食料品を送る場合に不便を感じさせられます。日本語と中国語の共通点の1つに漢字があります。そのため日本語ができなくても税関の人は字から何が入っているのか予想することができます。しかし完全には意味は分からないことが問題発生の原因となります。たとえばカレールーを送るとルーのパッケージにカレーの作り方などのかたちで肉という漢字が書いてあります。税関の人は日本語ができないのでその1字の漢字から判断して中に肉が入っていると思い輸入規制の肉が入っているかもと予想し没収してしまいます。そのため食品系は日本から行く時に手で持って行くのが最善の方法だと思われます。飛行場での検疫はあまり厳しくありません。中国に行ってから荷物を誰かに送ってもらう場合は上記のような誤解により没収されないためにパッケージをはずして荷造りした方がよいと思います。
 荷物が検疫に引っかかるといちいち税関に取りに行かなければならない上、荷物管理料などといういろいろな名目で
たくさん手数料を取られて荷物を手に入れるまでとても面倒です。

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     ●保険について

 海外で病気になると保健が聞かないので大金が必要となるのでもしものために保険をかける方もおられるでしょう。中国では外国人用の保険は今のところ存在しないので日本で準備していかなければなりません。しかし保険会社の保険料はすごく安くしようとしても1年の保険だと最低でも4万円以上です。中国への留学の場合贅沢をしない限り生活費がすごく安いので保険は大きな出費です。しかし、2001年1月1日に日本の健康保険の法律が改正されて海外でも保険が利くようになったのでこれを活用すると新たな保険料は発生しません。
 (N.Tさん情報提供)国民健康保険を海外での治療費にも使うことができるようになりました。しかし、日本語に翻訳しなければならないし、翻訳した人の名前なども必要なようです。ヤフーで調べればそれに関するHPが出てくるそうです。
 健康保険は国保以外にも大きな会社などでは独自に健康保険を持っていますが大体どの種類でも問題ないらしいです。領収書と診断書内容の詳細をもらわなくてはならなく、日本に帰国後申請する時はそれを日本語に訳さないといけません。申請後は日本で診断した場合いくらかかるか計算し保険が負担する分だけ返してもらえるらしいです。注意しなければならないのは診療に日本の健康保険で認められていない薬を使用した場合はその薬代は保険が利かないということです。ある国で盲腸の治療に50万円かかるらしいですが日本では5万円なのでその場合は保険は治療費の7割負担なので3万5千円しか返ってきません。(日本で治療した場合に換算されるから)
 最後に健康保険では日本より高い治療費がかかる病気になった場合心配という方、又は海外傷害保険は値段が高すぎるとお考えの方に耳寄りな情報をお届けします。年会費がかかるクレジットカードを持つとカードに海外旅行保険がセットになっています。年会費は高いと感じられるかもしれませんが海外保険の値段を考えるとかなりお手頃価格だと思います。
 ここから便利な海外傷害保険やクレジットカードを紹介しますのでご利用ください。

保険
海外保険の見積もりができます。1回の申込でたくさんの有名保険会社から見積もりができ自分に1番よい保険をかけることができ効率的です。保険料を少しでも安くするためにインターネットを通して購入することをお勧めします。
クレジットカード
(株)ジェーシービー
ジャスコで有名なイオンクレジットカード。留学時の保険利用のほかに日本国内ではイオングループ(ジャスコ、ミニストップ、eJUSCOなど)でのお買物特典がついている大変お得なカードです。
ジーシーカード
プロミスJCBカード

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     ●出発時期

 中国は中国語以外本当に通じない国です。授業の始まる1週間ぐらい前から滞在して少し生活に慣れまたこの時間を利用して言葉を少し勉強してから授業に臨んだ方が始め余裕がもて中国語を勉強しやすいと思います。速成班に入る場合発音の練習も全く初めてやるのではあまりにも大変です。少しでも勉強してから臨むことをお勧めします。普通班の場合は進度もゆっくりなので気楽に臨めばよいと思いますがこちらも生活のリズムを作ってからクラスに通った方がよいと思いますからどちらにしても1週間ぐらい前から滞在することをお勧めします

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