留学手続き

 このページでは留学を考える人がよく質問されることだがなかなか知られていないことを紹介しようと思います。

・留学の年齢 ・留学の時期 ・留学先での住まい
・中国の治安 ・お金について ・留学の手続き

 さらに分からないことがあればこちらへどうぞ。


     ●留学の年齢

 中国の大学は外国人のために設けている中国語を勉強する学校(大連外国語学院(da lian wai guo yu xue yuan)なら漢学院(han yue yuan)、東北財経大学(dong gei cai jing da xue)なら国際漢語文化学院(guo ji han yu wen hua xue yuan)と学校によって名前は違う)は中国人の学生と違い入学試験はありません。たくさんの学校が外国人のための中国語学科を作るのは学費が中国人の学生の10倍以上もするのでお金稼ぎのためです。そのため生徒が優秀であろうがなかろうがお金さえあれば誰でも入ることができます。
 よく年配の方が行きたい学校があるが年齢制限に引っかかると思っておられる方がいますがこれはたてまえ上のものであって
実際には何歳であっても入学することができます。逆に18歳以下の方も留学しようと思えば留学することができます。実際に大連外国語学院には70歳以上の方、18歳以下の方が何人かいます。
 案内だけを見てあきらめる前にまず学校に問い合わせてみるのがよいと思います。

<Top>
     ●留学の時期

 まずはじめにたくさんの方が考えられる

1.短期留学について

 短期留学は基本的に大学を休学することなく卒業するために学校の長期休暇を利用する人が非常に多いです。または退職された方などが趣味として勉強されている中国語をさらに磨きをかけるため、また実践するため留学するというものです。後者の方は時間的には比較的問題がないと思いますが、前者の大学や専門学校の休みを利用してと考えておられる方は中国の夏休みと日本の夏休みの期間が違って無理だとあきらめている人はいないでしょうか?例えば中国は7月8月が夏休みなので短期はその間に行われます。しかし関西圏の学生は一般的に8月9月が夏休みです。するとなかなか都合をつけるのが大変です。
 しかし問題はありません。一応、
短期生の期間は大体7月8月と決められていますが9月又は他の期間に短期間勉強したい方も留学できます。短期生の授業が行われている時は短期生と一緒に勉強してそれ以外の時は一般の長期生の方のクラスに入って一緒に勉強し、帰国の時期がきたら帰国すればよいのです。これなら期間が合わないとあきらめる必要はないでしょう。Go to top

 次に

2.長期留学について

 長期は
3月と9月に始まりますがその時に間に合わない人も一応留学できます。しかし遅れれば遅れるほど授業はどんどん進むのでそれを取り戻すのが大変です。長期で遅れる方は日本で中国語を勉強しておられた方かよほど根性がある方でないと遅れて行っても授業は全く分からなく面白くないので結局リタイアしてしまうなんてことになるかもしれません。長期の方はできるだけ始めから参加することをお勧めします。特にゼロから開始しようと考えられている方は始めは一番大切な発音の勉強をするのでこれに参加しないのは後々すごく苦労すると思います。中国語は英語と違ってJapanese Chinese(日本語発音の中国語)では通じません。いくらよく中国語ができても発音が悪いと中国人には通じません。大げさなようですがこれは本当です。中国語が他の言語と違うのは発音の大切さだと思います。留学生の中でも長い間勉強しているのに発音が悪くてなかなか中国人に自分の意思が通じなくて困っている人もたくさんいます。Go to top

<Top>
     ●留学先での住まい

 基本的に留学生は学校の寮に住まなければなりません。これは中国政府が外国人の安全を確保するために法律で定めています。しかし留学生用の寮は外の一般のアパートと比べるとすごく高いです。そのため外に住むことを希望する留学生も少なくありません。中国政府も大都市で比較的安全な都市では自分で外にアパートを借りて住むことを認めています。しかし外に住むことについては賛否両論あります。
 学校が決めた寮に住む場合は例えば一時帰国など中国から出国しても別に何もややこしいことはありませんがそれ以外のところに住む場合は中国に戻るたびに外国人の居留を管轄する公安(gong an)というところに居住の手続きをしにいかなけらばならないという手間がかかる仕事が待っています。これは住むところが前と同じところだろうが違うところだろうが必ず手続きにいかなければなりません。
 また安全面についても外に住むのは本当に安全かという人もいますが
寮についても一概に安全とは言えません。たくさんの国から来た人がいっしょに生活するのでよい人も悪い人もいます。そのため寮内でも盗難などが実際に発生しています。
 しかしまずは学校の寮に住むことにして徐々になれた頃に自分はどちらの方が向いているか考えて寮に住むか寮を出るか決めた方がよいと思います。

<Top>
     ●中国の治安

 中国は10年ぐらい前に比べるとかなり安全な国になっていると思います。特に私が住んでいた大連は本当に日本と同じ感覚で暮らせるようなレベルです。しかし大都市であれば絶対に安全とは一概に言えません。南の巨大都市深セン、広州(共に香港近く)はとても発展している都市ではありますがここの給料の高さ、生活レベルの高さに憧れて地方から職を求めて来た人があまりにも多く来たはいいが仕事がないという人がたくさんおりその人たちが生活をするためにすりなどの悪いことをするので治安がすごく悪いそうです。この地域では日常的にすりの話が絶えず治安の悪さを物語っています。
 逆に田舎でほのぼのとした生活をしているところでは悪い人がおらず安全かもしれません。
安全性は場所によって大きく違い、また急成長している中国では日々情報がかわっているので自分が行きたいと考えている場所を事前に調べる必要があると思います。

<Top>
     ●お金について

 留学中の生活費をどうするか。これは誰もが悩むことだと思います。1つの手は日本からの仕送りがあります。しかし送り方(各銀行、郵便局、郵送)によって届くまでに1ヶ月近くかかったりします。
 私の
お勧めは自分の手で持って行くか日本から両親、友達などが訪ねてくる時に持ってきてもらうのが一番確実で早いと思います。持ってきたお金はどうするかと思われますがそれは中国一大きな中国銀行(zhong guo yin hang)に口座を開き預ければよいと思います。中国の銀行は信用できないと言われる方がおられるようですが私は現に中国銀行を2年使いましたがお金がなくなったりなんてことは1度も起こったことがありません。部屋にしまっている方が誰かに盗られる恐れがあり危ないと思います。現に過去に大連外国語学院では何十万円かたんす貯金していた人が盗られてしまったという事件があったようです。
 念のために書いておきますが地方によって銀行の事情も違うかもしれないので絶対に安全とは私も言い切れません。詳しくは自分が留学したいところの留学生が作っているホームページなどを見て情報収集することをお勧めします。又は実際に現地に行ってからそこに長くいる人にどうしているか聞くのがベストだと思います。私が言えるのは大連の中国銀行はとても信用できます。
大都市の中国銀行ならだんだん国際スタンダードになってきておりどこも信用できると思います
 
中国の銀行は少し日本の銀行と違うところがあるので注意が必要です
 それはこちらをご覧ください。Click here

<Top>
     ●留学の手続き

 留学の手続法は大きく分けて2つあります。1つは個人で申し込む、もう1つは仲介業者を通すというものです。
 どちらがよいかよく聞かれますがどちらもよい面、悪い面とありはっきりと言い切ることができません。
業者を使う場合も業者によってアフターサービスも全く違います。業者を使っているにもかかわらず手続きに戸惑うようなところもあれば中国についてからのお迎えはもちろん学校が始まってからもよく学校まで困っていることはないか様子を見に来たり現地スタッフが家によく呼んでくれ夜ご飯をご馳走になったりと天と地の差があるようです。
 一般的に言えることは
業者を通すと留学の費用の中で一番お金をかけるのが業者に払うお金です。学校の費用などは中国人の学生と比べると高いですが日本の物価などから考えるととても安いです。そのため個人ですべてやると無駄な経費をかなり削減できます
 自分で手続きすると学校から許可書が来なくてビザの手続きができないなどのトラブルがある可能性も否定することはできません。しかしそういう苦労をして留学すると中国に行ってからここまで来る苦労を考えるので一生懸命勉強でき留学しただけの価値があったと後で思えるような結果を残せることができると思います。一般的に手続きも両親がやってお金も両親が出してという留学生はハングリー精神にかけるのでせっかく中国に来ているのにと思うような日本と代わり映えのない生活を送って、その良し悪しは別としてもったいないと私はよく思っています。
 
業者を通す人は多いですが個人で申し込む方も少なくありません。旅行と同じで昔は全てパッケージツアーであったものがそれでは面白くないというので面倒は承知で自分の納得のいくものを作るバックパッカ−が増えてきたのと同じで留学についても留学はもう全く特別なことではなく安くてよいものを留学生は目指すようになってきたのではないでしょうか?
 私は業者を通すのも個人で申し込むのもどちらもよいと思います。自分の予算、ニーズ、安全性などから総合評価して決めればよいと思います。
留学手続きの仕方

<Top>