中国・中国人


     ●中国人との出会い

 初めて中国に行く人がまず始めに感じる印象は中国人の冷たさだと思います。こちらがいくら愛想よく話し掛けてもぶっきらぼうに答え、さらにひどい人は相手すらしてくれません。しかし本当の中国人の心はこのように冷たいわけではありません。ただ知らない人に愛想を振りまいたりしないだけなのです。だから始めその態度にどんなにショックを受けても粘り強く笑顔と広い心で接していけば相手もそのうち心を開いてくれ態度がコロッと変ります。同じ人とは思えない感じがするぐらい親切でいつも笑顔を振りまいてくれます。1度親しくなると彼らのもてなしはすごいです。困っていればどんなことでも助けてくれ、向こうからも気軽に声を掛けてくれます!!私は学校の食堂のウェートレスのたくさんの人と友達になりましたが彼女たちはご飯の時に行かなかったら何で来なかったんだと心配してくれます。食堂でも他のお客さんと対応が違いました。それは私たちはウェートレスとお客の関係ではなく、友達の関係であるからです!!ご飯が冷めていれば向こうから温かいものに替えてくれます!!?
 もちろん始めからすごく愛想がよく向こうから積極的に交流しようという人もたくさんいます。しかし多くの
中国人は初めて出会う人には冷たく、話をしないと彼ら自らもそう言っていました。友達の家に行ったときも毎日行った商店の店員さんは××の友達だからこうして交流してるけど1人で来たのならたぶん相手にしないと言っていました!?
 中国に旅行や留学する人へのアドバイスとしてはとにかく始めの自分の行動が中国での時間を楽しくもつまらなくもします。始めに相手の態度に怒ってしまうとすごく損です。また交流するのを止めてしまうとせっかくのすばらしい出会いを逃してしまうかもしれません。
中国での出会いには始めの印象ではなく時間を必要とするようです。
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     ●買い物

1.お金、物を投げる

 中国ではどこでも
買い物をするとおつりや商品をポンと投げるように渡します。これはお店の人の気分が悪くて八つ当たりしていたり怒っているのではありません。日常的なことなのです。日本のように丁寧にお客の手の上へおつりやものを渡したりしないと失礼という感覚はないようです。

2.お礼

 中国では一般的に買い物をしたときに店員が「ありがとうございました」とは言いません。お客さんの方が店員に謝謝(xie xie)〔ありがとう〕と言うことが多いです。これに店員の態度が怠慢といって気に入らない人がいますがこれは中国の習慣であるので慣れるしかないです。日本のように「お客様は神様」という考えより
店員がお客様に売って”あげる”という感覚に近いと思います。だからお客の方がお礼を言います。

3.包装

 例えばプレゼントのために買ったものを包装してくれと言っても包装してくれなかったり包装してくれても包み方がすごく汚かったりします。かつてそのことについて腹を立てもめた人がいましたがお店の人に包み方が汚いと怒ってもお店の人にはなぜ怒っているのか理解できません。彼らは包めという要望に答えたのになぜ怒られないといけないのかと彼らも腹が立ちお互いに気分が悪くなるだけです。
 要は
中国には中国の習慣があり日本と同じを求めても無理であるということです。郷に入れば郷に従えといわれるように習慣の違いに文句を言っても自分が中国人の習慣を理解するのに苦しむように彼らもあなたを理解するのに苦しみます。もしきれいに包みたいなら自分で包み紙を買って気に入るように包めばいいという話です。
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     ●プライド

 中国人はすごくプライドが高いらしいです。(中国人の友達が言っていました!)だから時にはうそをついてまでも自分のプライドを保とうとするらしいです。そしてプライドを傷つけられることをすごく嫌うようです。だから中国人と接する時は相手の面子を保つことに心がける必要があると思います。
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     ●時間

 中国に行く前は中国人は時間にすごくルーズと聞いていましたが、大連ではそこまでルーズとは感じません。しかし日本のように5分前行動はもちろんありませんが。。。しかしもし15分ぐらい遅れても別に謝りません。そして遅れたり行けなかった時には何か適当な理由を言えばそのことについては全く問題はないようです。みえみえのうそでも全く問題にしないようです。肝心なのは遅れた、来れなかった理由があるということらしいです。だから私たちも理由を言われた時には怒らず何事もなかったように対応する必要があるみたいです。理由を言ったのに怒ると中国の人にはなぜ怒っているのか理解できないはずです。       
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     ●恋愛

 中国では一般にカップルは男の人の方が年上です。女の人に言わせれば年下の男の人は恋愛の対象にはならなく弟の感じがするらしいです!?そして一般的に男の人が告白して女の人から告白するのはまだ少ないらしいです!!女の人から告白するのは恥ずかしいことと教育する両親が多いので女の人は好きな人がいても男の人が告白するのを待つみたいです。もちろん態度で相手に好きであることをアピールするみたいですが告白という手段にはつなげないようです。また中国では一生独身というのがまだほとんどなく30歳になっても恋人がいないのは不思議なことらしいです!!!
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     ●手をつなぐ

 友達同士で出かけたりする時手をくんだり手をつないだりする女の人が多いです。男の人は見たことありませんが。。。だから中国人の人と友達になって一緒に出かけると気軽に手をつないだり手をくんできたりするらしいです!!でも男の人と女の人が手をくんだり手をつないだりするのは恥ずかしさから抵抗感があるそうです。中国では男の人と女の人の壁は高いみたいです!!
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     ●ポイ捨て

 中国では目の前にくずかごがなければポイ捨てします。例えば、アイスクリームなどを買うとまず袋を開けたら袋をその辺に落とし、食べ終わると棒をその辺に落とす。そのため町がゴミだらけになるので町を掃除する仕事の人がたくさんいます。彼らが掃除するのでポイ捨ては別に中国では悪いことではないみたいです。これは確かにゴミ箱が近くになくゴミを持って歩くのはめんどくさいので便利であるといえば便利です。でも日本では自分が出したものは自分で片付けるという考えです。どちらが合理的なんでしょうか?
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     ●

 町に出かけた時や公園で一休みしようとどこかへ腰掛ける時、中国では必ず紙を敷きます。紙はどんなものでもよくノート、普通の紙、新聞、買い物袋などなど。。車の排気ガスなどで地面が汚れているので服が汚れないように敷くのです。だから高級そうなところでよく掃除してある場所でもまずきれいかチェックしてきれいでも一応紙を敷きます!?座る時に紙を敷くのは習慣になっているようです!!
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     ●カップラーメン

 中国でカップラーメンを買うと必ずソーセージが入っています。中国人はカップラーメンにソーセージは不可欠なのでしょうか?こちらのカップラーメンは中にフォークが入っているから箸がなくてもお湯さえあれば食べられ便利です!!
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     ●安全性

 中国はかつて悪い人はいないというすごく平和な国であったらしいです。しかし開放政策などにより社会主義国であるにもかかわらずすごく貧富の差ができてしまいました。そしてすさまじい競争社会となりよく知らない外国人達を騙しまくる悪い商人やスリなどたくさんの悪い人たちが現れ安全でない国となってしまったようです。しかし今は経済の急成長のためか生活にゆとりが少しずつでき、また安全な国になろうとしています。町のいたるところに自動販売機があり(治安が悪い国はすぐに壊され中のお金を持っていかれるのでないらしいです)、汽車の時間を待つために駅の前ではたくさんの人が寝て待っています。もちろんどんなによくなっても悪い人は必ずいるので気をつけなければならないことにはかわりありませんが普通にしていれば本当に安全な国であると思います!!
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     ●知らない、ない

 お店などで店員さんに何かを聞くときその人が知らないものはすぐにないと言われてしまいます。また、自分が言っていることが発音の問題などで通じなく何度も言う時も聞き取れていないくせに適当に知らないと言われてしまいます。中国人ではなぜそうするのか今でも分かりませんが自分が知らないものはないという傾向があるようです。だから時にはないと言われても自分で探せばほしいものを見つけることができます。もちろん本当にない時もありますが。。。
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     ●病気

 病気になった人に何の病気かと聞くと必ず分からないと言います。病院に行っても病名が分からないと答えます。中国ではお医者さんがしっかり患者さんに説明しないのでしょうか。中国人はなんでも納得するまで聞く人たちなのに。。。それとも人に病名を言うのはあまり好きではないのでしょうか?
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     ●値段

 中国人は何かを見るととにかくそのものがいくらか知りたがります。日本人は買って時が経ったものはいくらだったか忘れてしまいますが中国ではそのようなことはないようです。小さい頃からそうやって数字感覚をやしなうから中国人は商売の天才と言われるのかもしれません!!
 さらに日本との大きな違いは
プレゼントをもらった時にいくらだったのかと聞くことです。日本ではその質問をすることやいくらだったと教えることはあまり好ましくありませんが中国では違います。中国ではこれだけもするものをあげたんだと自分からもアピールし聞かれたらしっかりいくらだよとアピールします。中国ではあげるという動作よりもどれだけの価値のものをあなたにあげたんだよということの方が大事なようです。
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     ●価値

 中国人は優秀と言われる人〔有名な学校で優秀な成績を修め、共産党の青年団などに属している人〕ほど利益ばかりを考えている気がします。それは中国は経済的には資本主義化していますが政治的、社会的には共産主義です。そのため全てのことにおいて共産党の幹部は大きな力をもっています。学校の中にも共産党の組織があり、成績上位者は共産党の青年団に属すので将来も大きな保障があります。このことが地位へのこだわり、自分は他の一般人とは違うという気持ちにさせるのではないかと思います。例えば自分たち留学生と付き合うのもこの人と付き合ってどんな利益があるか考えます、だから東財(dong cai)〔東北財形大学〕に来て学生に「なかなか中国人の友達ができない」と言うと「ここは日本語を勉強している人が少ないから日本人と付き合う”必要”がある人が少ないんだよ」と言われました。必要とはどういうことかと驚きました!?友達に必要不必要という区別があるのでしょうか?
 ある本科生の友達からも私は自考(zi kao)〔大学入試に通らなかったような子がお金を出して学校に通って12個のテストに合格すると卒業証書がもらえるという日本にはないシステム。テストに合格して入学した本科生に比べ軽視される傾向〕の友達がいますがその人とは付き合わない方がよいと言われました。理由は私にすごく親切のようだが教養が少ないかららしいです。友達に教養があるないなんて関係ないと思いますが自分に利益が少なそうな人より利益が多い人と付き合った方がよいとアドバイスをくれたようです。もちろん私はそんなことにこだわらずお互い楽しいと思えて長い付き合いができそうな人と自分の時間を使いたいと思います。
 私に言わせれば人の価値なんて将来どう変わるか分からないから現状だけでは判断できなく、自分に利益があるないなんてどうでもよいと思います。大切なのはどれだけ太いパイプがお互いの心を結ぶかではないかと思うのですが。。。もちろん価値を追及する人に言わせれば価値がなくなればその人を捨て将来価値が出てくればその時に交流を始めればよいと言われそうですが。。。
 もちろん価値を追及する人は全ての人ではありませんが高等教育を受ければ受けるほど成績がよいほどそういう傾向が高いと自分の友達や経験上感じました。
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